おカネを稼ぐこと
弱っています、仕事と娘のバランス
仕事と娘のバランス? これって天秤にかけるもの?
と、誰かに怒られてしまいそうなタイトルです。
言い訳がましいのを承知で申し上げると、決して天秤にかけているわけじゃないんです。そんなつもりじゃない、というかなかったんですが、ハタから見たら天秤に見えるのかもしれません。
子育てなんて人それぞれだし、自分の決断が正しいのかどうかさえわからないのに、他人の決断や他人に言われるあれこれなんて気にすることはない。
そのとおりだと思います。でも時々、まったく自信がなくなってしまいます。
実際、仕事に行くからこそ保育園での再会にいちいち盛り上がるわけだし、娘に優しくなれるわけだし、保育園に預かってもらっているからこそ娘が成長した面もあります。もちろん保育園に行ったから成長した、なんていうつもりはなくて、伝えたいのはとにかく保育園の先生たちの愛情に感謝してもしきれないということだけ。
先週末、娘が発熱しました。「あれ、インフルエンザ?!」。保育園から電話をもらったとき、ちょっとだけ疎ましく思ってしまったのです。
夕方にこれとこれとこれを終わらせておこうと思ったのに。お迎えに行く前にスーパーで買い物するリストがあったのに。もしかしたら15分だけでもお茶を飲む時間があったかもしれない…
そんなことを思いながらお迎えに行ったら、娘は隔離室でグッスリ眠っていました。一人の先生がつきっきりでみてくださっていたようでした。
パッと目を覚ますと、私をみて両手を伸ばしました。抱っこして、のポーズ。ごめんね、本当にごめんね。狭い部屋で(そんな中に先生もずっと)待っていてくれたんだね。もっと急げば15分は早く来られたのに。
結局インフルエンザではなかったものの、39〜40度の熱が3日続きました。
娘はすっかり赤ちゃん返りしたようで、土日は寝てても起きても抱っこでないとイヤ、水もお茶もイヤ。卒乳どころか、水分補給にとひたすら授乳するほかなく。
熱が下がっても、赤ちゃん返りは続いています。
果たして、フルタイムで仕事をしていることは、この人にとって、わたしにとって、プラスだったのか。今しかないとわかっているなら、もっとちゃんと向き合ったらどうなのか。
わたしの中の声に今ひたすら戸惑って、自信をなくしています…
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『蜜蜂と遠雷』からの勝手な選曲リスト
ちょっと乗り遅れましたが、昨年来気になっていた、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』を読みました。もともと長く音楽に親しんでいたこともあり、この物語にはとても興味があったのです。
日本で開かれる、でも国際的に名のあるピアノコンクールの本で、おそらく浜松で3年に一度開かれる浜松国際ピアノコンクールをモチーフにしているんだと思います。
とはいえ長編小説だから「時間のあるときに」なんて思っているうちに、時間があるはずの年末年始も過ぎ去りいつしか2月に。そんななか直木賞まで取ってしまって、これはもう時間がなくても読むんだ!と決めて、通勤途中や社外のミーティング前のちょこっと時間に読み進めました。
今更のレビューなんで申し訳ないのですが、細かい中身は置いておいて、とにかく“音欲”がそそられる本。
ああ読み進めたいという気持ちと、ああこの曲を今聴きたいという気持ちが交互にやってきて、YouTubeで音源を探しながらページをめくるという忙しい読書時間。
でもこんなに熱中して小説を読んだのは正直久々でした。
『蜜蜂と遠雷』 の中に出てきた中で、聴き返してみて、もしくは初めて聴いてみて、ああいいなあと個人的に感じた曲をいくつかピックアップしてみました。ただの個人の感想ですが。
なんだかんだでショパンはいい
*ラヴェル『ソナチネ』……1小節目から異世界に持っていかれる感じがいいですね。息を吸い込みたくなる感じの出だし、秩序めいた構成も好きです。
*モーツアルト『「ピアノ・ソナタ 第十二番へ長調 K.332」第一楽章』……改めて、なんて「むつかしい」曲なんだろう!と思います。大人が弾くなら童心にかえって弾くのがいい曲だと思うのですが、作られた童心は見抜かれてしまうし、なんてむつかしい。でもいい曲です。
*バルトーク『ピアノ協奏曲 第三番』……この曲、たぶん初めてちゃんと聴きました。ほとんど知らなかった曲です。いいですね。しびれます。かっこいい渋い選曲だと思います。
* ショパン『ピアノ協奏曲 第一番』……なんだかんだで、華やかで大好きな曲です。「作曲家は誰が好き?」と聞かれて、「ショパン」と答えるのはちょっと勇気がいりますが、でもやっぱりショパンはいいと思います。みんなに愛される曲はすばらしい。
勝手な選曲リストでした。
家に帰ってピアノを弾きたくなってきた……!
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1日5分だけでも楽しむお茶時間
今週、寒いですね。
月曜日は仕事で外回りでした。
なかなかうまく行かなくて、お昼もとうにすぎた頃に入ったタリーズで、がらにもなくこんなにかわいらしい飲み物をオーダーしてしまいました。
きっと疲れていたんだろうなぁ、と思ってしまうクリームの量(笑)
甘くて、冷えた体にはおいしかったです。そして、なかなかコーヒーが出てこない(笑)
よく、「砂糖を摂ると余計に身体が冷える」なんて言いますよね。でも身体が甘いものを欲しているときはかならずある!と私なんかは思ってしまいます。
玄米は好きだし、野菜もたっぷり摂ったほうがいいに決まっている。
でもときには甘ーいお菓子やジャンキーな食べ物だって、それはそれで身になる気がするのです。身体にはぜったい悪いけれど、身体ではなく心の栄養として必要なのじゃないかと思います。
ルピシアのDARUMA
そんな心の栄養に、お茶時間のお勧めです。
お茶する、といって思い浮かべる光景は、人それぞれ。カフェで本片手に、という人もいれば、自宅でテレビをみつつ、という人もいるでしょう。
でも、お茶に向き合う時間、は実はそんなにないのでは。
お茶の香りや温度、そして味。のどを通る感覚や胃があたたまる感覚。自宅で自分で淹れるなら、淹れる時間もお茶時間。
そんなふうに意識し始めると、書類片手にカフェで飲んでいたコーヒー、本当に味わっていたっけ?という感覚にもなってきます。
1歳半の子どもを育てている私にとって、会社のデスクはお茶時間を楽しめる貴重な場。いろいろとりそろえて、その日の気分で選んでいます。
朝、まだ人もまばらな社内で、水筒に入れたお茶をひとくち飲む瞬間がしあわせです。
最近ハマっているのが、ルピシアの「DARUMA」。
ピンクペッパーが入っていて、ちょっと眠いときでもしゃきっとします。赤や黄色が入っているので見た目にも元気をもらえます。
半年前から愛用し始めたターが-の魔法瓶は、終業時になってもまだ飲み物があたたかいままで、すごいなぁと思います。昔、こんなじゃなかったのに・・・。
水筒の進化にも思いを馳せながら(笑)、今日も一日頑張ります。
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親バカでちょうどいいんだ、と思った出来事
寒い日が続きますね。周囲には風邪引きさんもいっぱい。どうか体調にはお気を付けください。
フライングタイガーの魚釣りゲーム
最近の娘のお気に入り。フライングタイガーで購入した、魚釣りゲームです。かわいい缶に入っていて、お魚たち、釣り竿二本、釣り堀にみたてた布がついて「800円」。
普段、「モノはなるべく増やさないように」「おもちゃは新聞紙とダンボールで十分」と考えている私ですが、あまりのお値段の安さに飛びついてしまいました。
最初はどうやって遊ぶのかわからなかった娘(1歳5カ月)ですが、私だったり大人が見本を見せているうちに、見よう見まねで遊べるように。磁石がぴたっとくっつくと、にまぁ~っと笑います。子どもの表情って正直すぎるからこちらもにまぁ~っとしてしまいます。
「これはカニだよ~」「カメだよ~」なんて教えていたらいつのまにか覚えており、「タコちょうだい」と何気なく言って持ってきてくれたときには感動しました。こういうのを親ばかっていうのですね。
親バカといえば、子どもを産む前、「親バカにだけはなるまい」と思っていたのでした。それは、親バカって「周りが見えていない人」だと思い込んでいたから。
もちろん、そういう親バカも中にはあると思うけれど、あるとき「親が親バカであることは子どもにとってなによりの幸せなんじゃないか」と思ったのです。
保育園に子どもを迎えに行くと、その日の様子を保育士さんが伝えてくれるのですが、ちょっとしたことでも本気で「すごい!」と思ってしまうんですね。手をつながずにすべり台を一人ですべれた、お友達のマネをしてスプーンで食べようとしていた、なんていうことでさえ。
親バカのお母さんの目は輝いている
お迎えのたびに「そうなんですか!」とワクワクしながら聞いていたのですが、ちょっと待てよ私興奮しすぎなんじゃ、と疑問に思ったわけです。
そうして、冷静に周りを見渡してみると、いるいる、興奮しているお母さんたちがたくさんいました。
そうか、親バカなんだみんな、とすとんと胸に落ちました。
親バカでいいんだ、だって保育士さんの話を聞くお母さんたちの目はすごく輝いているし、そのお母さんを見る子どもの自慢げな表情もすごくすてきだし。
人に迷惑をかけない程度に、親バカやっていこうと思います。
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「綴る」年に。
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、さっそくですが今年の目標を。
今年は「綴る」年にしたいと思っています。
LINEもいいけれど、やっぱりコミュニケーションツールとしては、手を動かして「綴る」ことはたいせつなんじゃないか、そんな場面はきっとあるんじゃないかと思うのです。
と思って、年末に便箋を買いました。「はいばら」のレターセットです。
もともと便箋やポストカードの類は好きで、学生時代からなけなしのバイト代をかき集めて(は大袈裟だけれど)たくさん買っていました。
買って眺めるというよりは、どんどん人に手紙を書いてたので、手持ちもどんどん少なくなって。
なんとなくもったいないような気もするけれど、とはいえそんなものといえばそんなもの。出した手紙に返事がもらえたりもするので、結果としてまた新たな便箋やポストカードとの出合いにもつながったのでした。
ここ数年は、文字通りの筆不精だったので、気が咎めて便箋も買い足しておらず、すっかり「綴る」ことからご無沙汰していました。
「連絡事項を書き留める」くらいの手紙ともいえない手紙はあっても、自分や家族の近況を「綴る」ことなんてなかったのです。
さあ、でも新年。「綴る」ことに少しだけ気持ちを傾けてみようと思います。
↓よく買うのは、鳩居堂のレターセット。はいばらはAmazonなどでは買えないのでしょうか・・・私は路面店で購入しました。
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マルシェで買った「クワズイモ」に、仲直り効果?
週末にマルシェがあったのでぶらりと行ってみたら、野菜やジャム、ベーグルなんかに混じって、グリーンのお店がありました。
すごく面白くて、とにかく売る気がないのです。
マルシェに出店している人たちはけっこうフレンドリーに話しかけてくれるのですが、そのグリーンのお店のお兄さんは、私が“話しかけられるの待ってます感”を出しても動じることなくバックヤードで作業。作業というほどの作業もなさそうな作業・・・
仕方ないので、勇気を出して自分から話しかけました(ちょうどグリーンがほしかったんです)
「あの・・・枯れにくいグリーン、ありますか?」
一言目がそれか、という感じもありますが、お兄さんはやっとバックヤードから出てきてくれて、穏やかな笑顔で「クワズイモ」を指差しました。
「なんという名前ですか?」ときくと、もそもそっとプレートを示して教えてくれたのが「クワズイモ」。
なんとサトイモ科なのだそう。
グリーンを買いに来たのにイモ? という意外感が面白くて、「じゃあこの子もらいます」と300円で買ってきました。
週に1度だけ水をあげて、あとは陽のよくあたる場所においておけばいいそうなので私でも育てられそう。
調べてみると「仲直り」「復縁」という花言葉(イモに花言葉があるんですね)もあるそうで、子育てをめぐって夫とケンカしてしまったときにはクワズイモに助けてもらおうと思います。
これからボチボチ、グリーンを家に増やしていくつもりです。
☆こばなし☆
娘(1歳半)がせなけいこさんの絵本にはまっています。
お気に入りは、以前ご紹介した「ねないこだれだ」、「おばけなんてないさ」、そして「いやだいやだ」。
「おばけなんてないさ」は大人でも楽しめます。
後ろに簡単な楽譜もついていて、歌いながら楽しんでいます。「だけどちょっと だけどちょっと ぼくだってこわいさ」のところで、娘がニヤニヤニヤ~とするのを見るのが楽しいです。
しかしなんでおばけってこんなにも魅力的なんだろう。
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