日々、てくてく。

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『蜜蜂と遠雷』からの勝手な選曲リスト

ちょっと乗り遅れましたが、昨年来気になっていた、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』を読みました。もともと長く音楽に親しんでいたこともあり、この物語にはとても興味があったのです。

日本で開かれる、でも国際的に名のあるピアノコンクールの本で、おそらく浜松で3年に一度開かれる浜松国際ピアノコンクールをモチーフにしているんだと思います。

とはいえ長編小説だから「時間のあるときに」なんて思っているうちに、時間があるはずの年末年始も過ぎ去りいつしか2月に。そんななか直木賞まで取ってしまって、これはもう時間がなくても読むんだ!と決めて、通勤途中や社外のミーティング前のちょこっと時間に読み進めました。

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今更のレビューなんで申し訳ないのですが、細かい中身は置いておいて、とにかく“音欲”がそそられる本。

ああ読み進めたいという気持ちと、ああこの曲を今聴きたいという気持ちが交互にやってきて、YouTubeで音源を探しながらページをめくるという忙しい読書時間。

でもこんなに熱中して小説を読んだのは正直久々でした。 

蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷

 

 

『蜜蜂と遠雷』 の中に出てきた中で、聴き返してみて、もしくは初めて聴いてみて、ああいいなあと個人的に感じた曲をいくつかピックアップしてみました。ただの個人の感想ですが。

なんだかんだでショパンはいい 

*ラヴェル『ソナチネ』……1小節目から異世界に持っていかれる感じがいいですね。息を吸い込みたくなる感じの出だし、秩序めいた構成も好きです。

*モーツアルト『「ピアノ・ソナタ 第十二番へ長調 K.332」第一楽章』……改めて、なんて「むつかしい」曲なんだろう!と思います。大人が弾くなら童心にかえって弾くのがいい曲だと思うのですが、作られた童心は見抜かれてしまうし、なんてむつかしい。でもいい曲です。

*バルトーク『ピアノ協奏曲 第三番』……この曲、たぶん初めてちゃんと聴きました。ほとんど知らなかった曲です。いいですね。しびれます。かっこいい渋い選曲だと思います。

* ショパン『ピアノ協奏曲 第一番』……なんだかんだで、華やかで大好きな曲です。「作曲家は誰が好き?」と聞かれて、「ショパン」と答えるのはちょっと勇気がいりますが、でもやっぱりショパンはいいと思います。みんなに愛される曲はすばらしい。

 

勝手な選曲リストでした。

家に帰ってピアノを弾きたくなってきた……! 

 

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